15年前のひと夏の思い出。

15年前くらいのこと。

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家は今時珍しいくらい堅苦しい家で、二十歳すぎなのに

門限があったほどでした。

恋愛ももちろん制限あり。

変なのを連れてこようものなら、軟禁されるレベルです。

恋愛に関することは特に失敗が許されない状況でした。

そんな中、男女友達同士で山にキャンプをしに行こうと言うことになったのです。

私は当然断ろうかと思いました。

出られる気がしないと。しかも1泊なんてもっての他でした。

ですが、友達が協力してくれて、アリバイ作りや計画も一緒に練ってくれました。

私にはそれすら新鮮で、本当に楽しかったのを覚えています。

当日、抜け出すのは大変でした。

友達の名前、住所など全部聞かれましたが、なんとか行くことができました。

人数は男子の割合の方が多かったけど、本当に皆友達といった感じで和気あいあいと楽しい時間を過ごせました。

全てが新鮮で楽しくて、夢のようでした。

ちらほら酔いつぶれて寝てたり、かたまって話し込んだり

大人数だったのでそれぞれがわかれ始めた頃

一人の男性が近づいてきました。

『話しようか』

優しい笑顔でした。夜空には満天の星が広がっています。

私は多分目を輝かせていたと思います。

素敵だなと思っていた人だったので…。

時間は無限ではありません。

でも長い夜。お互いをよく知るまで時間を忘れ、話す事ができました。

気づけば肩を寄せて、寄り添いながら…。